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2007/08/03

Instinct Killer

釜山・ハノイ・パレンバンに思うこと。

7月のJ中断はホッと一息する時間だと思っていたのですが、エスパルスの現地観戦、TVでのアジアカップの試合を観ていると、いままで中長期の課題として棚上げしていた課題が提出期限直前の宿題のように降ってきたような感覚です。

 従来からいわれていた決定力不足は、エスパルスだけではなく、日本代表でも耳にする話題です。日本代表の場合、多少スーパーな性能を持つFWが1人いることにより、問題解消の糸口があるかものような報道をするマスコミがいましたが、決定的なFWがないクラブチームは対外試合3戦全敗という結果だし。

7月下旬のアジアカップ決勝トーナメントになると、守備的な相手を崩せないのは個のレベルの問題であるとか、他国の政治的・社会的な背景との比較で、闘争心・執着心に欠けているとか、最後には、だから負けるのは当たり前という雰囲気まで報道までがでる始末。

自分の某競技体験(レベルが低いながら)からすると、試合に勝つための条件とは
(1)技術
(2)体調・体格
(3)精神面
であって、これらの点で総合的に相手を凌駕できるか?だと思ってます。そのほかには、(4)運っていうものあるかもしれませんが、自分としては、これは(1)と(3)のミックスだと思ってます。

たとえば、「ゴール前でシュートが決まらない」という事象については、(1)からするとボール扱いが下手、 (2)からすると相手に競り負ける (3)からすると冷静さがない。ということでしょうか。

 ジーコの時は(1)が優先基準、オシム爺さんの時はいままでは実は(2)が優先されているように思っていたのですが、2つの対外試合を見終えて、結局は(3)が問題なんだよ、と言われて帰ってきたと思うわけです。

単純に「精神面」というと、先ほど触れた、つい「闘争心」とかの荒々しい面が前面にクローズアップされるわけですが、「安定」・「冷静」の要素もあるわけでして、日本のチームに今 一番欠けているのはなんでしょう。

これについては、自分では、「どうすれば相手に壊滅的なダメージを与えることができるかを心理的に計算できてないこと」だと思ってます。

「なぜシュートが決まらないか?」という要因・分析を進める際に、いまどき練習で決まらないからだ、練習量を増やすんだということは対策にはなりません。むしろ、「シュート前で冷静になるためにはどのようなトレーニングが必要か?」を考える時期ではないでしょうか。(一部では、もう着手しているのかな) 局面で圧がかかった試合を繰り返すこともひとつですし、ある引退した古の人に体験談を尋ねるのもひとつの方法かもしれません。ひとは単にそれを経験値の差とも言うかもしれないです。

昨日 久しぶりに「Killer Instict」という言葉を久しぶりにwebで発見しました。(自分の時代はInstinct Killerだったと思います) そうだよなぁ、現役の時はそう言っていたよね、と思い出しました。

「Killer」っていう単語が物騒ですが、勝ち負けを決するには、「どこが相手の弱点なのか」を考え、「壊滅的なダメージ」を与え続けることが勝ちに繋がってきたわけでして、今の日本は、平均的・持続的に同じペースを続けることができるのが特徴なんでしょうけど、意味もなく同じペースで叩き続けること、90分間体力勝負するだけでは、勝てないと思うのです。
90分に抑揚をつけることによって、速い・平均的・持続的なペースなサッカーという評価も変わるのでしょうけど、ゴール数が少ないからよけいに平均的で持続的な評価になっているとも思うのですが、どうなんでしょう。

なんか真面目にというか、思っていることを何となく書いてしまいましたが、いろいろ見せつけられた7月というお話でした。

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